エージェント比較 ・ 監修 中町しずく ・ 更新日 2026-07-04
監修:中町しずく(人事コンサルタント・元リクルートで500名以上の転職支援)
20代におすすめの転職エージェントと選び方
20代の転職は、正直かなり有利です。企業側は「今できること」より「これから伸びるか」を見ているので、実績が薄くても人物とポテンシャルで拾ってもらえる。
ここで損をするのは、能力がない人ではなく、エージェント選びを間違えた人です。ハイクラス向けのサービスに登録して「紹介できる求人がありません」と言われ、自信をなくしてしまう——これが一番もったいない。
20代といっても、新卒2年目と29歳の中堅ではまるで状況が違います。この記事は、第二新卒からキャリアアップ狙いの20代後半まで20代全般を対象に、社会人歴と目的ごとに「どこを使えば損しないか」を言い切ります。ランキングではなく、自分の枠を見つけてください。
なお、フリーターや未経験で「書類がそもそも通らない」という段階の人は、その層に特化した未経験・第二新卒向けエージェントの記事のほうが具体的です。まず書類の壁を外したい人はそちらから読んでください。
20代の転職で最初に決めること
サービスを選ぶ前に、自分がどの箱にいるかをハッキリさせます。ここがブレると、合わないエージェントに時間を取られます。
- A. 社会人歴1〜3年・第二新卒:職務経歴書に書くことが少なくて手が止まるタイプ。
- B. フリーター・未経験からの正社員:そもそも書類で落ち続けているタイプ。
- C. 20代後半・すでに数年の実績あり:年収も一緒に上げたいタイプ。
自分がA〜Cのどれか、なんとなく分かりますか。実は「支えてほしいのか、放っておいてほしいのか」の性格も選択に効いてきます。そこが曖昧な人は、先にタイプ診断で言語化してから読むと、以下の比較がスッと入ります。
A・第二新卒なら:手厚く教えてくれる担当を選ぶ
この層は「求人が足りない」より「書き方・話し方が分からない」で詰まります。だから求人数よりサポートの丁寧さで選ぶのが正解。
- UZUZ(ウズキャリ):20代・第二新卒/既卒の支援に特化。1人あたりの面談時間が長く、職務経歴書の添削と面接の想定問答を一緒に作ってくれるので、「何を書けばいいか分からない」状態から一気に応募できる状態まで引き上げてくれます。初めての転職はここから入ると迷いません。
- リクルートエージェント:求人数が最多クラスの総合最大手。担当からの紹介に加えて自分でも求人を検索できるので、担当に任せきりは不安、でも一人だと心細い——という中間の人に合います。総合型なので求人の母数もしっかり確保できます。
B・フリーター/未経験なら:書類選考の壁を外す
ここで多いのが「応募しても書類で落ちる → 面接にすらたどり着けない」というループ。相性のいいサービスなら、この壁自体をなくせます。要点だけ言うと、経歴ではなく人柄やポテンシャルを見てくれるハタラクティブのような未経験特化のエージェント型を主軸に置くのが正解です。
ただしこの「書類が通らない層」の使い分けは、それだけで一本の記事になるくらい奥が深いので、詳しくは未経験・第二新卒におすすめのエージェントにまとめました。フリーター・既卒・職歴の空白がある人は、この20代全般の記事より、そちらのほうが刺さります。
C・20代後半で年収も上げたいなら:待つ側に回る
すでに数年の実績があるなら、頭を下げて紹介してもらう側から、スカウトを受ける側に立場を変えられます。20代後半でこれをやると、市場価値を測りながら動けて有利です。
| サービス | 向いている人 | 使いどころ |
|---|---|---|
| ビズリーチ | 年収を今より上げたい20代後半 | 経歴を載せて待つと、企業やヘッドハンターから直接スカウト。届くオファーの年収帯が「今の自分の相場」の答え合わせになる。 |
| リクルートダイレクトスカウト | すぐ動く気はないが相場を知りたい人 | 登録して放置でOK。全機能が基本無料なので、まず市場からどう見られるかを測るセンサーとして気軽に置いておける。 |
| レバテックキャリア | IT・Web業界の20代 | IT・エンジニア職に特化。技術に理解のあるアドバイザーが経歴の棚卸しから年収交渉まで伴走してくれるので、Webやエンジニア職で市場価値を測りながら年収を上げたい人向け。 |
スカウト型の運用方法や職務経歴書の「見せ方」の作り込みは、ハイクラス・スカウト型の記事で詳しく解説しています。また、内定が出たあとの年収交渉の進め方も20代後半なら知っておいて損はありません。交渉はエージェントが代行してくれますが、相場観を自分で持っているかどうかで着地額が変わります。
登録前チェックリスト:面談までに済ませる3つの準備
エージェントは「準備ができている人」から優先的に動きます。登録ボタンを押す前に、次の3つだけ済ませておくと、初回面談の質——つまり紹介される求人の質が目に見えて変わります。
- 職務経歴の棚卸し(30分)。完璧な職務経歴書はまだ不要です。「どんな業務を」「どれくらいの規模・頻度で」「工夫した点は何か」を箇条書きで書き出すだけでいい。20代は実績の大きさより再現性のある行動を見られるので、数字が小さくても具体的に。書き方の型は職務経歴書の書き方を参考にしてください。
- 希望条件の優先順位づけ。年収・職種・勤務地・働き方・会社の雰囲気。全部は取れません。「絶対に譲れない1つ」と「妥協できる2つ」を先に決めておくと、担当者が求人を絞り込みやすくなり、的外れな紹介が激減します。
- 面談で話すことの準備。「なぜ辞めたいのか」「次で何を実現したいのか」を自分の言葉で30秒ずつ話せるようにしておく。きれいな志望動機はいりません。本音ベースで話したほうが、担当者はミスマッチのない求人を出せます。
この3つが曖昧なまま面談に臨むと、担当者は「とりあえず通りそうな求人」を並べるしかなくなります。エージェントの仕組みや面談の流れ全体を先に押さえたい人は、転職エージェントの使い方 完全ガイドに登録から内定までの全工程をまとめてあります。
20代の転職でよくある失敗と回避策
厚生労働省の雇用動向調査を見ると、20代は他の年代と比べて転職入職率が高く、転職そのものが当たり前の選択肢になっていることが分かります。つまり「転職するかどうか」より「どう転職するか」で差がつく年代。そこで、エージェント選び以前の段階でつまずきやすい失敗を挙げておきます。
- 勢いで退職してから探し始める。収入が途切れると判断が焦りに変わり、条件を下げてでも早く決めたくなります。在職中に登録して、内定が見えてから退職交渉するのが原則。引き止めが不安なら準備だけでも先に。
- 「今の会社が嫌」だけで応募先を選ぶ。逃げ先を探す転職は、同じ不満を持つ会社に当たりがちです。嫌な点の裏返しを「次に実現したい条件」に言語化してから動くと、選考でも一貫した志望理由として話せます。
- 短期離職を隠そうとする。面接で辻褄が合わなくなり、かえって信頼を失います。理由を正直に、ただし「学んだこと+次はこうする」までセットで話せば、20代の短期離職はほとんどの企業で許容されます。答え方は担当者と一緒に組み立てましょう。
- 年収だけで決める。20代の数十万円の差は、30代の市場価値の差で簡単に逆転します。経験が積める環境かどうかを先に見て、そのうえで年収交渉で上積みを狙う順番が正解です。
やりがちな失敗と、20代の正解
最後に、20代がハマりやすい落とし穴を3つ。
- 登録しすぎ:焦って5社入れると、電話対応だけで疲れて本業に支障が出ます。総合型1社+自分の箱に合う1社の2社で十分。
- ハイクラス向けだけに登録:実績が薄い時期にビズリーチ一本だと紹介が細くなりがち。まずはハタラクティブやUZUZのような「若さを買ってくれる」側を主軸に。
- 担当と合わないのに我慢:合わない担当は変更してもらえます。20代は特に、相性の悪い担当に付き合う時間がもったいない。
まとめると、20代の勝ち筋は「自分の箱に合う1社を主軸に、総合型を1社添える」。どのサービスも王道ですが、順番と組み合わせを間違えなければ、20代の転職はかなり通ります。より一般的な選び方の考え方はエージェントの選び方の記事にまとめてあるので、あわせて読んでみてください。
よくある質問
社会人1年目でも転職エージェントは使えますか?
使えます。UZUZやハタラクティブは、社会人歴1年未満の第二新卒・既卒も主対象にしています。「1年は続けないと」と我慢して心身を削るくらいなら、まず面談で市場の見え方を聞くだけでも価値があります。
登録したからといって転職を強制されることはありません。
20代は何社くらい登録するのが正解ですか?
2社が目安です。自分の箱(A〜C)に合う特化型を1社主軸に置き、求人の母数を担保する総合型を1社添える組み合わせ。3社以上に登録すると、面談と電話対応だけで消耗して、肝心の書類と面接準備が回らなくなります。
エージェントとの面談は対面ですか?服装は?
現在はほとんどがオンラインまたは電話で完結します。企業との面接ではないので服装は普段着で問題ありません。大事なのは見た目より、経歴と希望条件を率直に話せる準備をしておくことです。
登録すると今の会社にバレませんか?
エージェント経由の活動が勤務先に通知されることはありません。スカウト型(ビズリーチ等)も、特定企業に経歴を見せない「企業ブロック」設定があるので、現職と関連会社をブロックしておけば安心です。
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